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 核兵器禁止条約の採択に貢献し、ノーベル平和賞の受賞が決まった国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))について、ミュージシャンの佐野元春さん(61)は28日、「もし核廃絶という目標を本気で持っているならば、日本のリーダーがお祝いのコメントを発信してほしい」と注文をつけた。

 佐野さんは28日夜に広島市内であった、既成概念を打ち破ったアーティストや平和活動に携わる市民らを市民団体が表彰する「ディスラプター・アウォード・ヒロシマ」の式典で、受賞者の一人としてスピーチした。

 ICANの受賞決定は6日夜だったが、外務報道官の「国際社会で核軍縮・不拡散に向けた認識が広がることを喜ばしく思います」との談話が発表されたのは2日後だった。

 佐野さんはスピーチの中で、「ぜひ受賞に対して、日本のリーダーが国を代表するお祝いのコメントを発信してほしいと思っています」と語り、会場の拍手を受けた。一方で、ICANの国際運営委員の川崎哲(あきら)さん(48)については、「快挙。日本人として誇らしい」と評価した。(松崎敏朗)