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 米海軍は1日、米イージス駆逐艦が伊豆半島沖などで民間船舶と衝突した2件の重大事故について調査報告書を公表した。海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長は「どちらの事故も回避可能だった。多くの(人的)ミスが事故の原因となった」と指摘した。

 事故を起こしたイージス艦は2隻とも米海軍横須賀基地(神奈川県)に拠点を置く第7艦隊に所属。このうちフィッツジェラルドが6月に伊豆半島沖で民間コンテナ船と衝突し、乗組員7人が死亡。8月には同型のジョン・S・マケインがシンガポール沖で民間タンカーと衝突して乗組員10人が死亡した。

 報告書は、伊豆半島沖の事故に関し、「安全な速度で航行しておらず、衝突回避措置も怠った」と指摘。当時、3隻の船舶が接近していたが、当直の乗組員はレーダーを扱う基本的な知識を持たず、他の船の位置を正確に把握できなかった。自動的に状況を更新するシステムも使っていなかった。見張り番は左舷側のみを監視しており、右舷側からの接近を察知できなかった。さらに他の船舶と連絡を取ったり、警笛を鳴らしたりする措置も怠ったとしている。

 シンガポール沖の事故では、乗…

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