【動画】「ギミック・ジャケットの世界」レコード・プレーヤー編
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 LPレコードの中でも人気が高い、仕掛けのあるギミック・ジャケット。レコード収集家の植村和紀さんが動画を交えながら、その魅力や楽しさを紹介していきます。連載「ギミック・ジャケットの世界」の1回目は、レコード・プレーヤーを模した2点です。

 レコードのおまけについた紙製のキットを円筒に組み立て、レコード盤の上に載せてターンテーブルを回します。キットに細長く切られたスリット(すき間)から内側をのぞくと、ギターを弾きまくり、打楽器のフロアタムをたたきつける2人組がパラパラ漫画のように見られます。

 彼らは米国・ニューヨーク出身の兄弟デュオ、ロン&デレク・ヴァン・イートン。デビューアルバム「ブラザー」(1972年)の初回盤だけに付いた特典でした。ビートルズが設立したアップル・レコードが発掘したアーティストで、シングル・カットした「スイート・ミュージック」をジョージ・ハリソンがプロデュースしています。

 2点目は、遠目で見ると本物のレコード・プレーヤーと見間違えるほどリアルな画像がジャケットに印刷されたギミック・ジャケットです。

 丸くくりぬかれた紙に表も裏も印刷されたレコード盤をはがすと、下から真上から見た形のターンテーブルが現れます。ジャケットを裏返して裏面を見ると、プレーヤー内部のリアルな構造が楽しめる仕掛けです。

 英国の5人組バンド「ハーフブリード」のデビュー作「ハーフブリード」(1975年)。ジェネシスなどを手がけたジョン・アンソニーがプロデュースを手がけましたが、残念ながらこの1枚で活動をやめています。(上林格)

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