【動画】スマートフォンの地図上で住民の居場所がわかる無線ネットワークを使って、津波の避難訓練=佐藤常敬撮影
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 5日の「津波防災の日」を前に美波町で4日、南海トラフ巨大地震を想定した津波避難訓練があった。町では、災害時に住民の居場所を把握する独自の無線通信ネットワーク作りを進めている。この日、ネットワークの実証実験をかねた訓練を実施した。

 訓練は、紀伊半島沖の南海トラフを震源とするマグニチュード9の地震が発生し、美波町で最大震度7を観測し、9・8メートルの津波が10分で到達するとの想定で行われた。

 午前8時半、町内の防災行政無線から、津波来襲を知らせる音声が流れ、訓練が始まった。無線で高台への避難が呼びかけられると、住民たちは小走りで津波避難所を目指した。役場近くの金比羅神社(標高38メートル)には、「タグ」と呼ばれる小型端末を首から下げた親子らが集まった。長女の茉也さん(10)と訓練に参加した看護師の小泉美紀さん(41)はスマートフォンの地図上に自分のタグが表示されているのを確認し、「ひと目で家族の居場所が分かるのが安心」と話した。

 居場所確認に使ったのが、町に…

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