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 熊本県阿蘇市山田の牧場内で4日、視覚障害者のクロスカントリー大会が開かれた。未舗装の草地などを走るため、視覚障害者の大会が開かれるのは珍しい。選手たちは高原の風を受けながら、起伏のあるコースを伴奏者とともに力走した。

 牧場内に整備された1周3千メートルのクロスカントリーコースで、3千メートル、6千メートル、9千メートルの3種目を実施。マラソンやハーフマラソンの経験者ら計9人とその伴走者が出場した。

 市陸上競技協会の井野優会長(70)によると、全国の例を調べても視覚障害者の大会は開催実績がなかったが、阿蘇のコースは芝生が整備されており凹凸がないため、最終的に問題ないと判断したという。

 宮崎県三股町から参加した鍼灸(しんきゅう)師の小林正巳さん(69)は「クロカンは初めて。上り坂はきつかったが、高原の風や草のにおいも感じて楽しかった」。危なく感じた場所はなかったという。コースを管理する農事組合法人山田東部牧場の副組合長でもある井野さんは「来年以降も開催し、実績を重ねながら海外からも選手を呼ぶような大会に育てていきたい」と話した。

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(後藤たづ子)

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