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 JR北海道は7日、2017年度の中間決算を発表した。本業のもうけを示す営業損益の通期見通しが、過去最大の425億円の赤字になると発表した。今春の予想から赤字幅が10億円増える見込み。純損益の赤字は110億円という今春の予想を維持した。安全対策のための修繕費などがかさんでいるためだという。

 北海道新幹線が開業2年目を迎え、当初の開業効果が落ち着き、利用は鈍化している。在来線の安全対策のために、線路や車両、駅設備などの修繕費が大きく増えることも、通期見通しの下方修正に反映した。

 4~9月の中間決算の売上高は前年同期から0・7%増え、863億円だった。JR発足以来、2番目に高い数字となった。

 収入増を支えたのは、運輸ではない事業だ。「JRイン札幌駅南口」が昨年10月にオープンし、ホテル部門の収入が増えたほか、JR札幌駅直結の駅ビル「JRタワー」などの不動産部門の収入も微増した。

 一方、鉄道部門は厳しい状況が続く。輸送人員は前年同期より51万人増え、6927万人となった。ただ、増えたのは、札幌近郊の通勤客が中心。北海道新幹線の乗客は開業直後の前年同期から34万人(24%)減り、106万人にとどまった。特急などの長距離を利用する乗客も減った。

 鉄道運輸収入は新幹線で前年同期から24%減り、全体でも1・7%減った。

 安全対策のために、線路や車両…

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