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 年の瀬恒例の歌舞伎「吉例顔見世(かおみせ)興行」を前に、出演する役者の名前を看板に記す「まねき書き」が9日、京都市左京区の妙伝寺で始まった。

 八代目中村芝翫(しかん)さんらの襲名披露ともなる今年の公演。長さ1・8メートル、幅30センチのヒノキの板に、書家の井上優(まさる)さん(72)が「勘亭流(かんていりゅう)」と呼ばれる、太く丸みを帯びた独特の書体で役者の名前を書いていった。

 今年の顔見世興行は、南座(同市東山区)が耐震補強工事で休館中のため、ロームシアター京都(同市左京区)で12月1~18日に開かれる。まねきは今月25日、ロームシアター京都の正面玄関に掲げられる。(大村治郎)