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 格安旅行会社てるみくらぶ(破産手続き中)が三井住友銀行から融資金約2億円をだまし取ったとされる事件で、詐欺容疑で逮捕された同社社長の山田千賀子容疑者(67)らが、他にも同行から約2億円の融資を受けていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁はこの約2億円も詐欺にあたる疑いがあるとみて調べている。

 捜査2課によると、山田容疑者と元経理責任者の笹井利幸容疑者(36)は2016年6~9月、航空機のチャーターなどに資金が必要だとする偽の請求書を同行に複数回提出し、融資金約2億円を詐取した疑いが持たれている。捜査関係者によると、これ以外にも同じ名目などで偽造した請求書を同行に出し、同年12月ごろに約2億円が融資されていた。いずれもチャーターなどに充てられた形跡はなく、取引先への支払いなどの運転資金として使われていたという。

 山田容疑者が自ら銀行担当者と融資の交渉をしていたケースもあったといい、同庁は山田容疑者が主導して決算の粉飾を続けながら不正に融資を受けていた疑いがあるとみている。