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 安倍晋三首相は、ベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などにあわせ、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と李克強(リーコーチアン)首相と相次ぎ会談する。中国共産党大会を終え、政権基盤を固めた習指導部と関係改善に向けた協議を加速したい考えだ。

 首相が一度の外遊で中国のトップ2と会談するのは、2012年末に第2次安倍政権が発足して以降初めて。9日、政府専用機で出発前、記者団に「戦略的互恵関係のもと、あらゆる分野で関係を発展させていくための実りある会談にしたい」と期待を示した。

 首相は11日にベトナムで習氏と会談。13日には東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の開催地フィリピンで李氏と会談する。習氏との会談は今年7月以来。北朝鮮問題での協力に加え、日中平和友好条約40周年となる来年に相互訪問が実現するよう呼びかける見通しだ。

 また李氏は昨年7月以来の会談となる。安倍政権が年内の東京開催を目指す日中韓首脳会談の中国側代表で、早期実現を促すとみられる。(松井望美)