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 来春の開学が可能になった学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部が、定員140人のうち7分の1にあたる20人を外国人留学生枠とし、韓国で募集していることがわかった。現地で「日本の獣医師は高収入」と募る一方、「韓国などでの獣医師免許の取得も可能」とPRしている。

 加計学園は系列大学で留学生を受け入れてきた。関係者や学園と協力しているソウルの民間教育機関のブログによると、韓国での獣医学部の説明会は今年、度々実施されているという。

 直近の説明会は11月4日、ソウルで学園幹部らも参加して開かれた。主催者側は冒頭、獣医学部新設が認められる方針を伝えた朝日新聞の1面記事を「大ニュース」と紹介。ブログでは「日本ではこれだけ全国的な話題だ」と記し、「獣医学部は16大学のまま52年間続いてきた」と新設の意義を説いている。

 選考は12月末の面接で実施するという。ブログでは「我が国と比べて日本のペット市場は10倍以上。30代の獣医師の平均年収は7千万ウォン(約700万円)に迫る大変な高収入」「韓国と主要先進国の国家試験受験や免許取得が可能」などと説明。「行政がゆがめられた」と批判された一連の問題には触れていない。