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 スペインの裁判所は9日、一方的な独立宣言などで憲法違反を重ねたとされる同国北東部カタルーニャ自治州議会のフォルカデル前議長の身柄を一時的に勾留すると決め、発表した。反乱罪などの容疑がかけられており、15万ユーロ(約2千万円)の保釈金や、国外に出ないことなどが勾留を解く条件だとした。

 フォルカデル氏は9日、予審手続きのため、裁判所の召喚に応じていた。AFP通信などによると同氏は、独立宣言の決議についての投票を止める自由は議長にはないと主張。さらに、宣言自体に法的効力はないとも述べたという。

 検察当局が勾留を求めたのに対し、裁判所は勾留が妥当と判断しつつ、パスポートの提出、定期的な裁判所への出頭なども条件に保釈を認めると決めた。

 同様の容疑がかけられているプッチダモン前州首相らがベルギーに出国して裁判所の召喚に応じず、「欧州逮捕状」が出される事態になっていることを踏まえての判断だ。

 他の議会元幹部ら5人は保釈された。うち4人は出国が禁じられ、2万5千ユーロの保釈金を後日支払うよう命じられた。一方、プッチダモン氏らとは別にスペインにとどまっていた州政府前幹部らは、すでに身柄を拘束されている。(パリ=青田秀樹)