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(10日、明治神宮大会1回戦 創成館5―1おかやま山陽)

 明治神宮大会、高校の部の開幕戦で勝利した創成館(長崎)は、七回1死二塁からリリーフした背番号11、伊藤が無安打投球で試合を締めた。打者によってサイドから投げたり、上から投げ下ろしたり。「どちらで投げるか、捕手からサインが出ている」と明かした。

 もともと上手投げだったが、今年の夏に腰を痛めた。上から投げるのがつらくなり、サイドに変えた。今秋の県大会の途中からベンチ入り。九州大会に入り、コーチの助言で「二刀流」を取り入れると、決勝で4回無失点の好投。この日の全国舞台につなげた。

 上からのほうが球威があり、最速141キロ。横から投げると球速は落ちるが、鋭く横滑りするスライダーと、落ちる軌道のチェンジアップが生きる。「練習では、その日の調子の悪いほうで多めに投げるようにしている」。打者の右左で投げ方を変えるわけではなく、「スイングや、足の踏み出しなどを見て変えている」という。

 背番号1の左腕・川原も先発して七回途中まで7奪三振の力投。投手陣の層は厚く、20人以上の投手がベンチ入りを争っている。来春の選抜大会に向けて、伊藤は「両方投げられるのが自分の特長。冬も両方、磨いていきたい」と話した。(伊藤雅哉)