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 東京や大阪のクリニックで臍帯血(さいたいけつ)が国に無届けで移植されたとして、販売業者や仲介役ら計4人が再生医療安全性確保法違反罪で起訴された事件で、表参道首藤クリニック(東京都渋谷区)の医師首藤紳介被告(40)の初公判が10日、松山地裁であった。首藤被告は起訴内容を認め、検察側は懲役1年を求刑して結審した。判決は12月21日。この日で起訴された4被告全員の公判が結審した。

 起訴状によると、首藤被告は販売業者らと共謀し、2016~17年、同クリニックで他人の臍帯血を患者4人に対し計6回、無届けで移植したとされる。

 検察側は冒頭陳述などで、首藤被告の施術方法は移植前後に必要な処置をしておらず、科学的根拠がないと指摘。15年に同法で無届け移植に対する罰則の適用が始まってから、首藤被告は無届けで臍帯血移植を27回行い、約2800万円の利益を得ていたとも明らかにした。