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 国の重要文化財に指定されている上野原市八ツ沢の東京電力八ツ沢発電所で10日、ケーブル火災を想定した合同訓練があった。上野原市消防本部と発電所を管理する東京電力パワーグリッドが9日から始まった「秋の火災予防運動」の一環として実施した。

 敷地内にある地下施設「洞道」の中でケーブル火災が発生し、点検作業をしていた作業員1人が被災したとの想定で訓練開始。通報で駆けつけた上野原市消防署の消防隊と救助隊は、洞道内の有毒ガスの有無の確認や排煙作業を続けながら、空気ボンベを背負った隊員が高さ約2メートル、幅1・5メートルほどの洞道へ入り、地上の隊員と協力しながら作業員をつり上げて救助した。

 合同訓練に参加した東京電力パワーグリッド大月支社の風間稔・駒橋制御所長は「事故はあってはいけないが、何かあった時には消防署との日頃からの連携が大切。こうした合同訓練が次につながるので、すべての消防署と連携を深めていきたい」と話した。