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 製品検査データを改ざんしていた神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長は10日午後、経済産業省を訪れ、多田明弘製造産業局長に、原因や再発防止策を盛り込んだ社内の調査結果を報告した。川崎氏は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と述べた。同日夕に記者会見し、調査結果を公表する。

 神鋼は10月8日、過去1年間に生産したアルミニウム・銅製品の検査データを改ざんしていたと記者会見で公表。12日に、1カ月以内に徹底的な原因究明と再発防止策を報告するよう経産省から求められていた。

 神鋼は10月8日時点で、改ざんに関わっていたのは過去1年で「管理職を含む数十人」とし、組織的不正だったと説明していた。しかし、鉄鋼製品などでもデータ改ざんが見つかったほか、神鋼による社内調査に対し、長府製造所(山口県下関市)の管理職らが資料を隠蔽(いんぺい)したことも発覚した。調査の結果、不正に関わっていた関係者の数が「数十人」から増える可能性がある。

 神鋼は10月26日、社内の調査組織とは別に、元高検検事長ら弁護士3人でつくる外部調査委員会を設置。年内にも原因究明と再発防止策をまとめる予定だ。