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 ベトナムのダナンで10日午後に予定されていた環太平洋経済連携協定(TPP)の首脳会合の開催が大きく遅れている。離脱した米国を除く11カ国の首脳が出席し、前夜に共同議長国の日本が発表した早期発効に向けた大筋合意を確認する予定だった。参加国の間で足並みの乱れが起きている可能性がある。

 TPP首脳会合は当初、現地時間午後2時前から始まり、閣僚会合での大筋合意を確認する予定だったが、同4時になっても開催できていない。日本政府関係者は取材に対し「当初の会合は延期または中止になり、今後の予定は分からない」と話した。ニュージーランドのメディアは「カナダが会場に現れず、首脳会合が延期された」と報じた。

 9日に開かれたTPP閣僚会合の後、茂木敏充経済再生担当相が「大筋合意に達した」と明らかにした。ただ、カナダのシャンパーニュ貿易担当相は自身のツイッターで「まだ合意に達していない」とつぶやき、不一致を見せていた。

 10日には安倍晋三首相がカナダのトルドー首相と首脳会談した。茂木氏も同席し、TPPについて意見交換した模様だが、内容は明らかになっていない。