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 大分県中津市が運営する中津市民病院は13日、病院で生まれた男児が出産直後の処置ミスで脳性まひになったとして、両親に賠償金1億4千万円を支払うと発表した。市は27日に開会予定の議会に関連議案を提出する。

 病院の説明によると、母親は2011年8月に出産。男児は約12時間後に嘔吐(おうと)などの症状が出て、低血糖による低酸素脳症が原因とみられる脳性まひを発症した。病院は、出生直後の検査で男児の血糖値が低かったのに、心拍数や呼吸数といった項目が正常値だったとして、点滴などの必要な措置を怠っていた。

 男児は現在6歳で手足にまひがあり、会話も困難という。両親が15年に損害賠償を請求し、病院側と交渉していた。是永大輔院長は記者会見で謝罪し、「適切な治療をしていくように注意していく」と述べた。

 同病院は大分県北部と福岡県京築(けいちく)地区の約24万人を対象とした中核病院。病床数は250床。(大畠正吾)