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 淡い青空がきれいである。空気がさわやかである。街路樹が黄色に、赤に、変わった。そんな11月の日曜日、東京・神楽坂は歩行者天国になって、「神楽坂まち舞台 大江戸めぐり」という催しが行われた。近在に住むわたし、うきうきとでかけた。

 坂の上の銀行の前あたりで、大道芸をやっている。若い手品師が手で白い風船をあやつっていたら、いつのまにかタマゴに変わった。そんなばかな、しかし、割ったらキミがでてきた。確かにハサミで幾重にも切ったはずの紙がちちんぷいぷい、再びつながって1枚の紙に戻る。手品はタネがあるのはわかってはいるけど、フシギだな。

 神楽坂のまんなかへん、毘沙門さまの境内では、薩摩琵琶をあやつる女の人が平家物語をうなった。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…。いったい何百年うたいつがれてきたのかな。さて次の出し物は何かな、女二人、ひとりは三味線、もうひとりはのどを震わせて義太夫を聞かせてくれた。明智光秀の謀反の物語である。

 坂の下では男女3人が平安の装…

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