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 130人が命を落としたパリ同時テロから2年となった13日、惨劇の現場で追悼式典があった。郊外のサッカー場「スタッド・ド・フランス」、街角のカフェやレストラン、そしてコンサートホール「ルバタクラン」。犠牲者の名がひとりずつ読み上げられ、マクロン大統領らが黙禱(もくとう)した。

 追悼式典は、犠牲者名を刻むプレートが設けられた6カ所で行われ、パリのイダルゴ市長やオランド前大統領らも出席した。マクロン氏はツイッターで「あれから2年。忘れない」とコメントした。

 自動小銃の乱射などで90人が命を落としたルバタクラン前には、犠牲者の親族や救助の関係者らのほか、一般の市民ら数百人が集まった。近くに住むクリステル・ベルジュロンさん(47)は、白いバラを捧げに足を運んだ。ルバタクランで知人を失ったという。

 「テロが何度も何度も繰り返されている。テロが日常になったとは言わないけれど、だんだんとそうした状況に慣らされてしまいつつあるように思う」との懸念を口にした。

 ロックが好きで、ルバタクランでのコンサートにも何度も足を運んだというジャンミッシェル・マジオレラさん(47)は「いまでも、このホールの前を通るのを避けてしまう。つらすぎるから」と話した。(パリ=青田秀樹)