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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸への移設工事で、政府は14日午前、埋め立て資材の海上からの搬入を始めた。工事を加速させるため、環境負荷についての協議を求めていた沖縄県との調整を待たずに踏み切った形だ。

 午前11時すぎ、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ北側の海上で、ダンプカー数十台分の石材を積んだ台船から、搬入が始まった。沖合100メートルまで延ばされた「K9」と呼ばれる埋め立て護岸を桟橋がわりにして石材を下ろした。

 キャンプ・シュワブ前では、移設に反対する市民団体が抗議活動を連日続けており、工事車両がゲートを通る度に警察が座り込む人々を排除している。沖縄防衛局は13日、海上搬入について「陸上からの搬入よりも環境負荷が軽減され、施工の円滑かつ効率化にもつながる」と県に回答した。(小山謙太郎)