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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選プレーオフで13日、過去4度のW杯優勝を誇るイタリアがホームでスウェーデンと0―0で引き分け、2戦合計0―1で1958年大会以来、実に60年ぶりの予選敗退が決まった。

 試合終了間際の味方のコーナーキックで、代表175試合目となったイタリアの39歳のGKブフォンが敵陣に駆け上がった。この日は守備では見せ場がなかった。攻め込まれる場面が数えるほどしかなかったのだ。しかし、猛攻は実らず、イタリアのW杯連続出場は14大会で途絶えた。

 「私の最後の試合がW杯予選敗退と重なってしまったのは、残念だ」。代表のユニホームに別れを告げることを明言したブフォンは涙をこらえきれなかった。

 19歳の代表デビューも、W杯欧州予選プレーオフだった。衰えを感じさせての代表引退ではない。先月の国際サッカー連盟の年間表彰では2017年「世界ベスト11」を受賞した。ユベントス(イタリア)の不動の守護神で活躍する。

 「イタリアサッカーに未来はある。誇り、実力、決意、そして転んでもはい上がる道を常に見つけてきたから」と希望を口にした。

 自身の歩みもそうだった。06年W杯で優勝したときも、自身のクラブを巡る審判買収疑惑などのスキャンダルを跳ね返した栄冠だった。7試合2失点。許したのはオウンゴールとPKだけ。鉄壁の守備で世界一に導いたのが、代表通算20年のハイライトだった。(稲垣康介