[PR]

 ヘルパーが高齢者の自宅を訪ね、掃除や調理などをする訪問介護の「生活援助サービス」の見直しが、来年度の介護報酬改定の焦点の一つになっています。利用回数に上限を設けたり、報酬を減らしたりすることが議論されています。利用している人たちに影響はないのでしょうか。

調理・掃除・買い物 高齢者の支えに

 11月中旬の朝。東京都新宿区で一人暮らしをする認知症の男性(95)のアパートに、ヘルパーの安藤春慶(はるよし)さん(41)がやってきた。「また食べていないな」。寝床脇の机の上に、配食業者が昨晩置いた弁当がそのまま残されていた。

 男性は要介護2。足腰はしっかりしているが、認知症の影響からか、1カ月ほど前から自分から進んで食事をとろうとしなくなった。安藤さんはバナナと液状の栄養食を朝食に勧めたが、すぐに手を止めてしまう。そこで食べるのを促すため、難聴の男性に「栄養の高い飲み物です。全部飲んで下さい」と書いた紙を渡し、コップを指さした。男性は手を上げて応じ、再び飲み始めた。

 安藤さんはその後、布団を干し…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら