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 イランとイラクの国境地帯で発生した大地震で15日朝までに、両国の死者数は少なくとも440人、負傷者は8千人以上に上った。イラン政府は救助活動の終了を発表し、復興へのシフトを強めているが、今もがれきの下敷きになっている人がいる可能性があり、死傷者は増える恐れもある。

 一方、死亡を届け出ずにすでに埋葬された可能性のある犠牲者が100人程度いるとの報道もあり、死者が540人に達する可能性もあるという。

 イランで最も被害が大きかった西部ケルマンシャー州では建物への被害が甚大だ。同国政府当局者によると、約1万5500棟の住宅が全壊。ほかにも1万5千世帯が何らかの損傷を受けており、被災者は路上での避難生活を強いられている。同国の精鋭部隊・革命防衛隊を中心に家屋などの復旧作業が急ピッチで進められているが、被災地は山岳地帯で重機や物資、食料などの支援がなかなか進んでいないという。(テヘラン=杉崎慎弥