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 連合国軍の軍事裁判で朝鮮半島出身の元軍属らが「日本人」としてBC級戦犯として裁かれながら援護の対象外とされた問題で、立法解決を求める緊急集会が15日、東京・永田町であった。60年以上も政府に謝罪と補償を求める運動を続けてきた、韓国人元BC級戦犯らでつくる「同進会」の会長李鶴来(イハンネ)さん(92)が病気で参加できず、初めて李さん不在の集会となった。

 集会で流されたビデオメッセージで李さんは、「(戦後)亡くなった友人や刑死した友人の無念を晴らし、名誉回復したい。このままでは死にきれず、皆様の力を借りて問題を解決したい」と訴えた。BC級戦犯として起訴された5700人のうち朝鮮人は148人で、23人に死刑が執行された。

 立憲民主、希望、共産、民進の各政党から衆参5人の国会議員が参加。台湾出身の元BC級戦犯やその遺族らも含めて特別給付金を支給する超党派の議員立法の動きに触れつつ、「李さんが元気なうちに成立するよう努力したい」(藤田幸久・参院議員)、「国会の責任として早期の立法解決に向けて頑張りたい」(近藤昭一・衆院議員)などの発言があった。

 同進会は1955年、東京・巣鴨プリズン内で結成された。早期釈放や待遇改善、国家補償などを求めて運動を始め、鳩山一郎首相以来、安倍晋三首相まで歴代28人の首相に要望書を提出。裁判などを通じても訴えを続けてきた。(編集委員・豊秀一

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