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 囲碁の井山裕太名人=七冠(28)が15日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれた世界棋戦「第22回LG杯棋王戦」の準決勝で勝ち、決勝進出を果たした。相手は世界最強とされる中国ランキング1位の柯潔(かけつ)九段(20)で「事実上の決勝戦」とみられていた。決勝は来年2月、中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)と三番勝負を争う。

 主要な世界棋戦で日本勢が決勝に進むのは11年ぶり。後手の白番を得意とする柯の打ち回しに苦しんだ井山は中盤、柯が勝負を決めに出た手を迎え撃って逆転。267手までで黒番中押し勝ちした。終局後「これ以上ない相手に大事な一番で勝ったのは自分にとって大きな財産。今年の勝利の中で一番うれしい。決勝は全力を尽くすだけ」と話した。柯は「自分が優勢だったのに、この碁を勝った井山さんは本当に強い」とたたえた。

 世界棋戦で井山は、2013年に一手30秒の早碁の「テレビアジア選手権」で優勝。だが、持ち時間2時間以上の主要棋戦での優勝経験はなく、決勝進出も初めて。日本勢の決勝進出は07年のトヨタ&デンソー杯の張栩(ちょうう)九段(37)以来で、優勝も05年のLG杯を制した張の後はいない。

 国内タイトルの過半を占めてき…

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