声明(しょうみょう)、座禅、念仏、絵写経――。仏道修行に挑戦できるイベント「修行体験ブッダニア」(朝日新聞社など主催)が11月下旬、大阪・ミナミの三津寺(みつてら)などであった。耳や鼻など認識のもととなる「六根(ろっこん)」にちなんだ六つの“道場”で、様々な宗派の若手僧侶でつくる「フリースタイルな僧侶たち」のメンバーらが指導した。ミナミの繁華街にまつられるお地蔵さんや、水掛(みずかけ)不動尊で知られる法善寺(ほうぜんじ)を巡るコースもあった。

 本尊の十一面観音像をまつる本堂で、600巻の大般若経を、玉すだれのようにパラパラめくる転読(てんどく)に挑戦。独特の節回しで唱える天台声明も体験した。最後の法会(ほうえ)では、宗派の違う約15人の僧侶とともに声明や転読、念仏などを唱えた。三津寺の加賀俊裕(しゅんゆう)・副住職は「仏教離れと言われるが、仏教と接点を持ちたい人は多い。寺に親しみをもってもらえること、寺でないとできないことを続けていきたい」。

 「ミナミ仏さがしツアー」では三津寺を出発して繁華街へ。道頓堀周辺で、地元の人たちが守り続けるお地蔵さんをお参りした。水掛不動尊で知られる法善寺や、道頓堀をつくったと伝わる安井道頓の墓がある三津寺墓地、千日前で護摩をたき続ける弘昌寺(こうしょうじ)などを1時間以上かけてめぐった。

 お経を書き写す写経。薄い線で描かれた仏をなぞる写仏。この二つを1枚の紙でできる「絵写経」を多くの人が体験した。筆ペンや色鉛筆を使って30分~1時間、用紙に向きあった。大阪市から来た新井優子さん(52)は「初めてだったけど集中できて、心が落ちつきました」と話した。

■舌…

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