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 顔写真の特徴を記憶し、街中を歩きながら指名手配中の容疑者を見つけ出す「見当たり捜査」。約40年前に全国で初めて導入した大阪府警では、十数人の専従班が日々、雑踏に溶けこんで目を凝らしている。全国一斉の「指名手配被疑者捜査強化月間」の今月、地道な捜査がまた新たな逮捕につながった。

 7日朝、労働者らが行き交う大阪市西成区の釜ケ崎。府警捜査共助課で見当たり捜査を始めて3年になる男性巡査部長(35)は、簡易宿泊所の前に立つ作業着姿の男に目をとめた。

 「あの目は間違いない」

 マスクで口や鼻は隠れていたが、同市東住吉区の住宅で現金約8万円を盗んだ窃盗容疑で10月に指名手配された男(31)と目元がよく似ている。仲間の捜査員に連絡を取り、名前を呼びかけると、男は「そうです」と素直に応じた。任意同行を求め、逮捕した。

 見当たり捜査は、300~400人の顔の特徴を頭に入れ、駅や繁華街を歩きながら容疑者を見つけ出す「職人技」だ。警察庁によると、1978年に大阪府警で初めて導入され、いまは警視庁や北海道警、愛知県警、兵庫県警など11都道府県警に専従班が置かれている。

 捜査員はどうやって顔を記憶しているのか。

 見当たり歴10年目になる府警…

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