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 第30回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が19日、大阪市の大阪城ホールであり、東海支部代表として県内から6校が出場した。高校以上の部では、安城学園高(安城市)が金賞に輝いた。愛工大名電高(名古屋市)は銀賞、木曽川高(一宮市)は銅賞だった。中学校の部では、名古屋市立平針、名古屋市立植田、愛西市立佐織がいずれも銀賞だった。

 安城学園の金賞は2年連続5回目。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の中で流れる曲など6曲を演奏した。主人公の別れのシーンを合唱で表現するなど、映画の世界観を奏でた。ドラムメジャーの北村遥名さん(3年)は「みんなで映画を見て研究した。楽しく演技ができた」と笑顔だった。

 愛工大名電は「フェスティバル・ヴァリエーション」など3曲を演奏した。終盤に横一列で前進する「カンパニーフロント」では観客席から大きな拍手が起きた。ドラムメジャーの佐々木廉君(3年)は「『これが名電だ』という演技が見せられた」と満足そうに話した。

 木曽川は「マーチ『ブルー・マリーン』」など2曲を演奏し、最後は「2017」の人文字を作った。小森ゆき部長(3年)は「直前まで数センチの誤差を修正する練習をした。最後がうまく決まった瞬間、自然と笑みがあふれた」と話した。

 平針は東日本大震災からの復興をテーマにした「希望の帆を揚げて」を演奏した。堀井千代部長(2年)は「100点満点の演技。フィナーレがうまく決まってよかった」と涙を浮かべながら話した。

 植田は「式典のための行進曲『栄光をたたえて』」など2曲を演奏した。10月の全日本吹奏楽コンクールにも出場し、練習の時間がなかなか取れなかったという。増尾佑菜部長(3年)は「普段通り落ち着いて演技ができた」と満面の笑みだった。

 佐織は航海を表現した「海の男達の歌」など2曲を情感豊かに演奏。カモメの鳴き声を声で表現するなど工夫した。内間彩透(いりす)部長(3年)は「お互いにアドバイスしながら表現力を磨いてきた。練習の成果が出せた」と話した。(小手川太朗)