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 ミャンマーから60万人超のイスラム教徒ロヒンギャがバングラデシュに逃れている問題で、河野太郎外相が19日、バングラデシュ南東部のコックスバザール近くにあるロヒンギャ避難民キャンプを視察した。8月に難民が急増した後、キャンプを訪れたのは日本の閣僚として初めて。視察後、ダッカでハシナ首相と会談した。

 河野外相は19日午後、コックスバザールの南方40キロ、ウキヤにあるクトゥパロンキャンプで、国際移住機関(IOM)の医療ケア施設や国連児童基金(ユニセフ)の教育施設などを視察。現地の衛生状況や食糧支給などの説明を受けた。

 河野外相は記者団に「非常に深刻な状況であることがわかった。周辺地域への負担も大きい。国際社会が連携して支援する必要がある」と話した。日本政府は、避難民の食糧支援や物資運搬などの費用として、16億5千万円を拠出すると17日、発表している。

 一方、ミャンマー国内で続く治安部隊の掃討作戦をやめることなどを求める16日の国連決議について、日本は棄権した。河野外相は「今はミャンマー、バングラデシュ両政府が協議を続けている段階。まず避難民に戻ってもらうことが先決で、(ミャンマーへの)対応はその後だ」と話した。

 この日は、河野外相の他にドイツのガブリエル外相や欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表もキャンプを視察した。(コックスバザール=染田屋竜太)

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