[PR]

 南米アルゼンチン海軍の潜水艦が同国南東沖を航行中に消息を絶ち、軍が米国や近隣諸国の協力を得ながら捜索を続けている。潜水艦には乗員44人が乗っており、15日午前を最後に連絡が取れなくなった。最後の交信が確認された海域を中心に空と海から捜索が続けられているが、強風や高波の影響で難航している。

 消息を絶ったのはドイツ製の潜水艦「サンフアン」で、アルゼンチン海軍が所有する3隻のうちの1隻。報道によると、南米大陸南端のウシュアイアから同国中部マルデルプラタに帰港する途中、アルゼンチン沖432キロの大西洋上で確認されたのを最後に連絡が取れなくなった。17日夜になって海軍が発表した。

 海軍は18日に7回にわたって複数の基地に救難信号が送られた形跡を確認しており、不明になっている潜水艦から送られた可能性があるとみて発信元の確認を急いでいる。電気系統の故障などで、通信や航行に問題が起きている可能性があるという。

 これまでに米国やブラジル、チリなどが船や航空機を投入して捜索に協力。今後は海上だけでなく、海中での捜索にも力を入れる方針だ。アルゼンチンのマクリ大統領は18日、ツイッターで「一刻も早い発見のため、あらゆる手段を尽くす」と表明した。(サンパウロ=田村剛