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 180年前、江戸幕府や豪商を批判して蜂起した大塩平八郎。その評価は、江戸時代の「国賊」から明治時代には「義人」へと変わった。

 どんな立場から大塩を評価するかは、時代の思想によって揺れ動いてもきた。戦前は自由民権や社会主義の思想、戦後は民主主義。

 「民衆を抑圧する権力を、大塩は命を懸けて批判した。その見方には権力悪役論と大塩英雄視・聖人視がある」

 そう指摘するのは、宮城学院女子大学学長の平川新(あらた)さんだ。元東北大学教授で専門は日本近世史。暴力的な支配だけで江戸幕府は260年も続いたのだろうか。そんな疑問から「公共国家論」を提唱。幕府は様々な方法で民意を吸収し調整していたとする。

 9年前、「開国への道」という…

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