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 「第3のビール」で、高アルコールの商品が増えている。缶チューハイ市場ではすでに、高アルコール商品に売れ筋がシフト。消費者の節約志向で、ビール類でも安く酔える「コスパ」のいい商品を選ぶ人が増えていると、各メーカーがみているからだ。

 キリンビールは20日、第3のビール「のどごし」ブランドからアルコール度数7%の「のどごし STRONG(ストロング)」を来年1月に売り出すと発表した。大手各社のビール類飲料は度数は通常5%前後だが、発酵させる工程を工夫して、「アルコールくさくない、スッキリした味わい」(担当者)にしたという。

 2016年まで12年連続で第3のビール首位のキリンだが、今年は「クリアアサヒ」が主力のアサヒビールに抜かれる可能性が出てきた。「ストロング」の投入でブランド全体を活性化させ、巻き返しを図る狙いもある。

 キリンの山形光晴マーケティング部長は、「コストに対するパフォーマンスを求めるお客が増えている。ビール系飲料でも『しっかり酔いたい』とのニーズは年々増加している」と話す。

 アルコール度数を高めた第3のビールで先行するのはサントリービール。7月に発売した7%の「頂(いただき)」は、約4カ月で販売本数が6千万本(350ミリリットル缶換算)を超えた。「反響は大きい」(広報)といい、来年2月には早くもリニューアルし、8%に上げた商品を発売する。

 第3のビールでも首位をうかがうアサヒでも、アルコール度数が高めの商品が人気だ。クリアアサヒブランドで13年に発売した「プライムリッチ」(6%)など高めのアルコール度数の商品が、第3のビール全体の4割近くを占める。サッポロビールも、第3のビールで高アルコールの商品を検討中だ。

 缶チューハイではすでに、サントリーの「マイナス196℃ストロングゼロ」やキリンの「氷結ストロング」(いずれも9%)など各社がこぞって高アルコール化を進めている。キリンによると、アルコール度数7%以上の商品の市場はここ数年、2ケタ成長を続けており、すでに全体の6割近くを占める。(牛尾梓

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