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 欧州連合(EU)は20日、現在英国に拠点があるEU機関の欧州医薬品庁(EMA)をアムステルダムに、欧州銀行監督機構(EBA)をパリに移転することを決めた。移転を巡っては企業誘致や雇用拡大などの効果を見込み、多くの都市が手を挙げていた。

 EMAはEU域内で売られる医薬品を審査し、認可する機関。EBAは金融機関の健全性の調査など、強い監督権限を持つ。いずれも現在はロンドンにある。

 EMAはアムステルダムのほかスペイン・バルセロナ、ギリシャ・アテネなど18都市が、EBAはパリのほか、ドイツ・フランクフルト、チェコ・プラハなど7都市が移転先に立候補していた。立地の利便性や、職員の子どものための教育環境など六つの基準をもとに、2019年3月に離脱予定の英を除く加盟27カ国の閣僚級による投票で決めた。(ブリュッセル=津阪直樹)