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 「加計学園」の獣医学部新設問題について審議した衆院文部科学委員会で、朝日新聞の報道を「捏造(ねつぞう)」などと述べた日本維新の会の足立康史衆院議員に対し、朝日新聞社は21日、「発言は事実に反し、本社の名誉を著しく傷つけるものだ」として、厳重に抗議するとともに、発言の撤回を求める申入書を送った。

 足立氏は15日の文科委での質疑で「加計問題は、朝日新聞の5月17日の『総理の意向』という『捏造報道』から始まっています」などと発言。文科省の文書には「『総理の意向』と書いてあるけども、これは加計学園についてじゃないんです。規制改革についてなんです」などと発言した。

 本社は申入書で、「文科省が内閣府から『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていた」という事実を報じたものであり、「捏造ではない」などと指摘。同文書には、獣医学部設置の時期について「今治市の区域指定時より『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」と記載されており、足立氏の発言は「事実に反している」としている。

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 申入書の全文は、朝日新聞社のウェブサイト(http://www.asahi.com/corporate/)に掲載しています。