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 彦根市は21日、第11回舟橋聖一文学賞に、直木賞作家の朝井まかてさん(58)=大阪市=の小説「福袋」(講談社)を選んだと発表した。乾物商の佐平が、大食らいのため離縁されて出戻ってきた姉を、大食い会に出して賞金をせしめようとする表題作ほか江戸の風俗をとりあげた全8編の時代小説短編集。朝井さんは2008年に小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、デビュー。14年に「恋歌」で直木賞を受賞している。

 第29回舟橋聖一顕彰青年文学賞の最優秀賞(賞金50万円)には入倉直幹(なおき)さん(26)=東京都練馬区=の「海岸通り」、佳作(同10万円)には坂本如(ゆき)さん(29)=東京都小金井市=の「視線」が選ばれた。(大野宏)