【動画】準天頂衛星「みちびき」の位置情報を受信して自動走行するコンバイン=井手さゆり撮影
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 準天頂衛星「みちびき」の位置情報を受信して無人のコンバインを自動走行させる実験が22日、京都大付属農場(京都府木津川市)であった。センチメートル単位の精度で走行させられるのが特徴。無駄な走行や稲の刈り残しなどが少なく作業をより効率的に進めることができる。農家の高齢化や働き手の減少への対策として役立ちそうだ。

 農機メーカーなどの関係者約40人が見守るなか、コンバインは秒速1メートルで進み、途中で旋回するなどして計約300メートルを走った。事前に設定しておいた経路を高い精度で進むことが確認された。

 みちびきは今年6月に2号機が打ち上げられ、18年度から4機体制で本格運用が始まる。政府は今年6月に閣議決定した成長戦略で、2020年までに遠隔監視による農機の無人走行の実現を掲げている。

 京都大の飯田訓久教授(農業機械学)は「みちびきによる測位の精度は高く、自動運転に十分使えるレベルだ。農家の作業の負担を減らせるだろう」と話している。(西川迅)