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 軍事転用可能なカメラを不正に輸出したとして、警視庁に外為法違反容疑で書類送検された中国人留学生の男(22)=東京都足立区=が、中国の会社に対して自ら売買を持ちかけていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、留学生がカメラの性能や価値を理解していたとみている。

 「こんなものを持っていますけど。メーカーの完成品で米軍のものです」

 捜査関係者によると、昨年2月、約60キロある巨大な赤外線カメラの写真とともに、中国語のメッセージがチャットで送られた。送り主は書類送検された留学生。メッセージを受け取ったのは中国・広州にある軍事用品を扱う会社の中国人の男で、「買いたい」と応じたという。

 2人は、留学生が来日した直後の2015年12月、留学生が中国のオークションサイトに出品した別の監視カメラを、中国人の男が落札したことがきっかけで知り合った。公安部は、今回の赤外線カメラの売買は、2人の間で2度目の取引だったとみている。

 書類送検容疑のカメラは、国土…

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