磯部征紀
2017年11月24日21時21分
JR北海道は24日、子会社の「北海道ジェイ・アール・システム開発」(JSD、札幌市)の40代の男性元社員2人が、7年間にわたってパソコンなど計約1億7千万円分の商品を水増しして発注し、転売して代金を着服していたと発表した。JSDは刑事告訴を検討している。
今年8月、札幌国税局の税務調査で不正が発覚した。JR北によると、2人はJSDで商品の仕入れや発注などを担当。2010~16年度にかけてパソコンやソフトウェア、周辺機器など計約800点を水増し発注し、札幌市内の業者に転売していたという。
2人は別々に不正をしており、1人は内部調査で「転売して得た金を飲食などに使った」と認め、24日付で懲戒解雇された。もう1人は15年度に自己都合退職しており、調査に応じていない。2人は損害を弁済していない。
JSDの遠藤史雄社長は24日付で引責辞任し、後任はJR北の小山俊幸専務が兼務する。
JSDでは発注内容を記した社内の稟議(りんぎ)書と仕入れ先から受けた納品書を照合していなかったという。JR北は「深くおわび申し上げる。内部監査体制の強化に努める」としている。(磯部征紀)
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朝日新聞社会部