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 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使い、電車で座りたい妊婦と、譲りたい乗客をつなげる――。12月、東京メトロ銀座線でこんな実験が催される。会社員らの有志グループの発案。課題を検証し、実用化の可能性を探る。

 仕組みはこうだ。まず、「席を譲ってもよい」と考えている人が、あらかじめラインで「&HAND」というアカウントを「友だち登録」して「サポーター」になる。電車に乗った妊婦が、数メートルの距離に無線信号を発する専用の機器を使い「座りたい」という信号を発すると、サポーターのラインに「妊婦さんが近くにいます」というメッセージが届く。実際に席を譲れる場合、ラインで自分の位置を入力する。するとその場所が妊婦に通知される。席を替わる際に顔を合わせるが、アカウントなどの個人情報は伝わらないという。

 実用化に向けては、専用の発信器を妊婦が携行してボタンを押すか、車両内に発信器を設置する案が検討されている。今回の実験では発信器は仮のものを使い、協力者の妊婦とサポーターがラインでスムーズにやりとりできるかを確かめる。12月11~15日、1日あたり8本の電車の最後尾車両で実施する。ラインに登録することで誰でもサポーターとして参加できる。

 東京メトロは、「まだ試作段階だが、移動に不安のない交通インフラの実現に向けて取り組みを進めたい」としている。

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