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 プログラミングの発想力や表現力などを競うコンテスト「第2回全国小中学生プログラミング大会」の最終審査が26日、東京都千代田区であり、受賞作が決まった。グランプリの総務大臣賞には、栃木県の小学5年、蓼沼諒也さんが作ったプログラム「僕のドラえもん」、準グランプリには、愛知県の小学6年、平野正太郎さんの「キラキラミュージックBOX」と東京都の中学2年、菅野楓さんによる「narratica(ナラティカ)」がそれぞれ選ばれた。

 コンテストは角川アスキー総合研究所、UEI、CANVASで作る実行委員会が主催し、朝日新聞社が共催。文部科学・総務・経済産業の3省が後援した。今大会のテーマは「こんなのあったらいいな」で、全国から167点の応募があった。

 グランプリ作品の「僕のドラえもん」は、人の脳を模した迷路の最短経路を探し出すプログラム。「マイ人工知能(僕のドラえもん)を作りたい」と思い、粘菌の行動特性をヒントに、単純で少ない規則によって課題を解決する工夫を重ねたという。自然界のアルゴリズム(情報処理手順)に着目した独創性が高く評価された。

 準グランプリ作品の「キラキラミュージックBOX」は、光と音で遊ぶゲーム。動く光に合わせてタイミングよくボタンを押すと音が鳴り、メロディーを奏でる。ミスなくできると模様を描いてキラキラ光る。「こんなゲームが欲しい」という思いをきちんと形にした完成度の高さと、内部構造が優れていた点が評価された。

 同じく準グランプリを受賞した「narratica(ナラティカ)」は、映画やドラマの脚本を解析することで、作品づくりを支援するソフトウェア。自然言語処理によって、登場人物ごとの感情の起伏をグラフ化し、物語構成の特徴を診断できる。分析を重ねヒットの法則を見いだすことを目指す。問いを作り、課題を見つけるためのプログラミングという方向性が高く評価された。

 CGアーティストで東大教授の河口洋一郎審査員委員長は「多様性に富み、豊かな方向性を持った作品がそろった」と評価。大会実行委員長の稲見昌彦・東大教授は「こうした大会を活用して、色々な可能性を持った未来を、多くの子どもたちに作り出してほしい」と述べた。

 その他の入賞作品は下記の通り。(敬称略、都県は通っている学校の所在地)

 【優秀賞】

・小学校低学年部門「あなたのバーチャルアシスタント・ロボット“NOYBO”」(森谷頼安・東京)

・小学校高学年部門「回一首(まわりっしゅ)」(菅野晄・東京)

・中学校部門「ツンデレ貯金箱」(三重っ張りチルドレン・三重)

 【入選】

・「とうちゃんおこしロボ」(崎山盛一・神奈川)、「毎日チェックアプリ」(大竹悠太・東京)、「金魚まもる君」(野口航・宮城)

 【イシダ賞=特別賞】

・「応援ロボ Maria」(kohacraft.com・東京)