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 来年度から小学校で道徳が正式な教科となることをめぐり、林芳正文部科学相は27日の衆院予算委員会で、「道徳の評価を(中学の)入試に使わないという趣旨を徹底したい」と述べた。一部の私立中が入試で、小学校の通知表を活用していることを踏まえて、立憲民主党の長妻昭氏の質問に答えた。

 文科省は道徳について「他の子どもと比べるものではない」としている。通知表で評価する場合は数値でなく記述で示し、入試には使わない方針をこれまでも教育委員会などに周知しているが、改めて表明した形だ。

 文科省によると、入試を実施している国公私立の中学や中等教育学校を今年7~8月に調べたところ、私立の752校のうち24・3%(183校)が、入試で通知表の写しの提出を求めていることがわかった。通知表に書かれる道徳の評価が合否判定に影響を与えないよう、今後も私立中の団体などと話し合って対応を考えるという。(根岸拓朗)