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 県内の医師不足の解消につなげようと、茨城県は過去3年間の医学部医学科への進学実績に応じて、私立高校に補助金を出す方針を決めた。今年度から導入する。進学者1人あたり10万円を出身校に補助する。県によると、特定の学部への進学実績に応じて私学助成をする制度は「全国でも例がない」という。

 県は今年度、私学助成金の中で、私立高校の補助金を前年度より増やし、その増加分の一部を利用して、医学部進学に熱心に取り組んだ学校に配分する補助金の枠を拡充した。使途は自由だが、教育経費に充てることを想定している。

 県私学振興室によると、過去3年間で県内の高校から大学の医学部医学科に入学した生徒は計456人。うち私立高の卒業生は5割強の260人を占めた。

 同室は「医学部進学に力を入れる私立高校を財政的に支援することで、県内出身の医師を増やし、将来的には県内で働く医師の数を確保したい」としている。

 医学部進学に力を入れる私立高校に対する県の支援としては、すでに医師の講話や医療機関の見学会などを実施する高校に助成金を配分する制度があり、今年度は10校を想定している。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/佐藤仁彦