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 世界文化遺産登録をめざしている百舌鳥古墳群の寺山南山古墳(堺市西区)について、堺市は築造当時の姿に復元する整備計画案を公表した。現在は百舌鳥古墳群の世界文化遺産候補の中に立ち入れるものはないが、墳丘にも上れるようにする方針。

 寺山南山古墳は5世紀初頭に築かれた方墳(東西45メートル、南北36メートル)で、南西にある履中陵古墳と関係があるとみられている。現在は所有者である市がフェンスで囲い、立ち入ることはできず、こんもりと木々に覆われていて、見た目には古墳とわからない。計画では、木々を伐採して盛り土をするほか、発掘調査で確認できた円筒埴輪(はにわ)などを並べて築造当時の姿に復元するという。2019~20年度に工事をし、21年度には墳丘に上れるようにする方針だ。

 市は来年度から短期(~22年度)、中期(~32年度)、長期(33年度~)に分けて市や府、民間が所有する古墳を整備する計画を立てた。寺山南山古墳は駐車場に隣接していることから、古墳群を周遊してもらう「玄関口」として、真っ先に整備することにしたとしている。整備基本計画は、パブリックコメントを経て来年3月に策定する。(大隈崇)