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 筋ジストロフィー患者の詩人、岩崎航(わたる)さん(41)=仙台市=が寝台型車イスを使って新幹線での北海道行きを計画したところ、JR東日本仙台支社が車イスのサイズが規程に合わないことを理由に、一度は認めた乗車を拒んでいたことがわかった。同支社は最終的に「医療目的」として乗車を認めたが、「一時的に冷たい対応となり申し訳なかった」としている。

 人工呼吸器をつける岩崎さんは常時介助が必要で、外出には普通の車イスより大きい寝台型の車イス(幅70センチ×長さ129センチ)を使う。4日~13日、治療やリハビリのため北海道の病院に入院することになった。重度になってから新幹線を使うのは初めてだ。

 本人や父武宏さん(75)によると、11月18日に武宏さんが駅事務室を訪ね、車イスの大きさや入院することを説明して乗車を相談。その日のうちに「予約が取れた」と連絡があった。

 武宏さんは駅に引き返して、駅担当者と乗車予定のはやぶさ型編成の5号車を計測。岩崎さんの寝台型車イスは、座席一つ分を外した専用スペースに収まらず、通路にはみ出し、高さもあってぶつかりやすいことがわかった。

 ただ、担当者は「具合が悪くなるなどした乗客のために設置されている多目的室や、デッキにいればよい」と助言。武宏さんは、みどりの窓口で同行する両親やヘルパーの分も合わせた切符を購入した。

 ところが20日、同じ担当者から武宏さんに電話があり、「車イスのサイズが規程に合わず乗車できない」「仙台支社の判断だ」と告げられたという。

 JR東日本の「旅客営業取扱基…

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