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 公共の場に放置された犬のふん。迷惑な「糞(ふん)害」を安価なチョークで軽減する取り組みを、名古屋市が始める。京都府宇治市が昨年1月から実施し、大きな効果を上げている「イエローチョーク作戦」にならう。30日の市議会本会議で吉田茂氏(自民)の質問に答えた。

 宇治市の「作戦」は、放置されたふんの周りを黄色いチョークで囲み、見つけた日時を書くというもの。あえて、ふんはそのまま残しておく。飼い主が再び訪れた際、周囲が迷惑していることに気づき、自発的に回収するようになるという。チョークは1本20円程度で済み、文字は自然に消える利点もある。

 宇治市には糞害が集中する場所が30カ所あったが、作戦を実施した結果、ほぼ解消されたという。

 名古屋市は立て看板や回覧板を使い、ふんを放置しないよう呼びかけているが、解消されない地域があるという。市は「早期に実施したい。市民に取り組んでもらえる手法を検討している」と話している。(関謙次)