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 医薬品販売業の許可を得ずに「がんに効く」などと効能をうたって商品を売ったとして、警視庁は健康食品販売会社「東京ビジネスネットワーク」(東京都目黒区)社長の鮫嶋純則容疑者(70)=同区青葉台2丁目=ら2人を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕し、30日発表した。「健康食品として扱っていただけ」などと容疑を否認している。

 生活環境課によると、鮫嶋容疑者らは2015年7月~17年6月、岐阜県関市の40代女性ら7人に対し、無許可で、がんなどへの効能がある医薬品として「天彌(あまみ)」という商品を計約28万円で販売するなどした疑いがある。「天彌」は大豆を発酵させたものといい、健康被害は確認されていないという。

 同社はホームページで「天彌」について、「腸内のバランスを整え、免疫力を高める。変異したがん細胞に対しては、増殖抑制作用などをもつといわれる」「万病に効く」などとうたい、ソフトカプセル(120粒、1万2千円)やエキス(50ミリリットル、1万2千円)として販売。8年間で約5千万円を売り上げていたとみられる。購入した女性は、同課の調べに「母親のがん治療のために購入した」と話したという。