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 「たぬき先生」の愛称で親しまれた小児科医の毛利子来(たねき)さんが、10月に87歳で亡くなりました。親や子どもに寄り添い、常識にとらわれない診療は、育児の手本にもなっています。

 東京・原宿(渋谷区)にある自宅の1階に「毛利医院」はあった。待合室にはおもちゃや絵本がたくさんあって、診察室のドアはいつも開かれたままだった。

 長男(35)が幼い頃に通ったという東京都杉並区の主婦、中根玲子さん(73)は「子どもはお医者さん独特の雰囲気を嫌がって泣くものなのに、先生の待合室は楽しい遊び場のようで、子どもたちがなかなか帰りたがらなかった」と振り返る。長男は母乳を飲むのをやめる「卒乳」が遅く、心配して毛利さんに相談した。すると、「おっぱいは赤ちゃんにとって至福の時。そのうち頼んでも飲まなくなり、母親以外の女の人のおっぱいに興味を持つようになりますよ」と言われた。目からうろこが落ちる思いだったという。

 「当時はおっぱいをいつまでも与えていいと言う人はいなかった。医師のちょっとした助言で、悲しみが喜びに変わることもある。毛利先生のような小児科医が周囲にいれば、虐待や育児うつも減るのでは」

 長女(13)がかかりつけだっ…

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