【動画】生活支える鉄道の技術が大集合=神沢和敬撮影
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 定刻より20秒早く列車が出発してしまって運行会社が謝罪、それが奇異なニュースとして海外で受け止められる――。そんな日本の鉄道にまつわる技術力の高さは、世界的にも有名だ。その最新技術が勢ぞろいする「鉄道技術展2017」が1日までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれた。

 まず目についたのは画面が大きく、多くの情報が一度に提供できる分かりやすい券売機や、どの方向からでも見える踏みきり警報機など、乗客が普段から目にする機器。日増しに便利になる装置の最前線を見ることができた。

 日本信号のブースに展示されていた券売機には、32インチの大型モニターつき。路線図だけでなく、駅の出入り口や周辺の情報も表示できる大きさだ。八つの言語に対応しており、増え続ける海外からの観光客向けに利便性の向上を図る。

 どの業界も人手不足が悩みだ。ロボット技術で人件費削減も兼ねた省力化を目指す試みも目立った。道案内ロボットのほか、自動で駅構内を掃除するロボットも登場した。保線作業機械などを手がける東進産業(大阪市淀川区)は無線操縦装置で動く草刈り機を展示。線路脇ののり面の草刈りができる。重労働の草刈りを人間に代わって作業してくれるので、シニアの作業者にも従事してもらいやすくなるという。(神沢和敬)