[PR]

 北海道釧路市の阿寒湖のマリモが台湾に空輸され、台湾博物館(台北市)で2日、展示会が始まった。釧路市によると、阿寒湖のマリモの海外展示は初めて。明治時代にマリモが発見されて120年になる記念行事。現地では「湖の宝石」と紹介されている。

 今回の展示会は、マリモの発見者で札幌農学校(現・北海道大)の学生だった故川上瀧弥(1871~1915)がのちに日本統治期の台湾に渡り、博物館の前身施設の初代館長を務めたのが縁となった。

 空輸されたマリモは計10個。天然記念物である原生のマリモから細胞を取り出して、展示用に育てて運んだ。形が崩れやすいため、直径4~7センチの小ぶりなものを選んだという。

 釧路はすでに零下を記録する天候だが、台北は20度前後。水槽の温度を16度程度まで冷やして展示している。来年2月25日まで。(台北=西本秀