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 中央道笹子トンネルの天井板崩落事故から2日で5年が経過した。県警は11月30日、中日本高速道路(名古屋市)の元社長(74)ら8人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検し、刑事手続きは一歩進んだ。今後は検察が8人について刑事責任を問えるかを判断する。

 捜査員延べ2万6千人、関係者約300人の聴取、証拠品約2千点を押収。県警幹部は「国内で前例のない大事故」に対して、「多角的視野のもと、あらゆる捜査をした」と5年の捜査を振り返った。甲府地検に運び込まれた資料は段ボール100箱以上に上った。

 事故はコンクリート製の天井板が約140メートルにわたって崩落し、車3台が下敷きになり、9人が亡くなり3人が負傷した。トンネルは供用開始から35年。国土交通省の委員会は2013年、設計と施工の不備、天井板のボルトの接着剤の劣化、不十分な点検など複数の要因を挙げた。00年にボルトのゆるみが多数見つかったにもかかわらず、社内のマニュアルで「5~10年に一度」とされた打音点検など足場を使った詳細な点検は、その後、事故発生まで行われていなかった。

 県警は設計から施工、過去の点…

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